沖縄でジャンルオンリーイベントに参加した話

マジックVSミステリーOkinawa2に参加してきました。
既刊の持ち込み在庫がないうえに新刊も落とすというウンコだったのですが、それでも当スペースに遊びにきてくださった方、本当にありがとうございました!
当日は無配のペーパーがあったのですが、すべて貰っていただけてうれしかったです。ありがとうございます。

沖縄旅行が好きで、年に2回くらいの頻度ですが行きます。
今年も6月末の梅雨明け時期を狙って行こうかな~と思っていたんだけど、夏まっさかりシーズンに沖縄でジャンルオンリーあるじゃん!? 参加するしかないじゃん!? ということで、7月15日のイベントにあわせて旅行の計画を立てることに。

何日か滞在してたのでイベントの前後に色々楽しいことをしたのですが、それはまた後日したためようと思います。
今回はイベント当日あたりのことを書きます。

<登場人物>
私:新刊も既刊もないので無配を出さないと人権がない
ヒタキさん:今風降がメチャアツい。私と同じく既刊と新刊がない
蛸壺さん:沖縄の民。新刊はない

イベント前夜、蛸壺さんヒタキさんとおいしいものをたらふく食べていた時、私はすでにペーパーを出す気概が5割を切っていた。でもタブレットPCは持ってきていた。えらいよね。毎回旅先で原稿するために持っていくけどいつもただ筋肉を鍛えるだけのウェイトになってたんだよね。でも持っていった。
しかしあのビール大好き蛸壺さんが「今夜はペーパーを描くからお酒は飲まない」と宣言し、本当に炭酸水しか飲まないので私とヒタキさんも「じゃあうちらもペーパー出すわ」と気持ちをかためる。でもふたりともお酒は飲んだ。おいしかった。

燻製料理を食べました。燻製した明太子のアヒージョが神だった。

泊まらせていただいていた蛸壺さん宅に帰りつき、さっそくパソコンへ向かう蛸壺さんと私。そして鞄から半紙を取り出すヒタキさん。
半紙という言葉の響きがなつかしすぎて「半紙ってなんだっけ?」となっている方に説明すると、お習字の時に字を書くあのペラペラした紙です。

前日に私とヒタキさんは離島に行っていたんだけど、彼女はスケブを持ってきていなかったので「こんなにきれいな島なのに何か描かないともったいない気がする……」と島の商店へ繰り出した。島には学校があるのできっと自由帳とかあるでしょ! という期待して行ったんだけど、半紙と線つきのノートしか置いてなかったんですね。線つきノートだとコピーした時に線がうつっちゃうので「とりあえず白い紙」という条件を満たしている半紙を買ったのでした。しかも買ったのにその日は何も描かずに23時には寝ました。次の日朝早かったからね! 私も寝ました。

ペーパー用の原稿を半紙に描いている人を私は初めて見たけど、ヒタキさんもきっと初めて半紙に絵を描いたと思います。

ここから無配脱稿レースが始まる。優位なのはすでに書きかけのものがあった蛸壺さんと私。
……のはずだったのですが、結局いちばんに終わらせたのはヒタキさんでした。一抜けてベッドですやすやしているヒタキさんを横目に唸りながらパソコンに向かう。日本語思いつかねえ~~~!(私あるある)
結局私は夜中の3時すぎに本文を書き上げ、オープンオフィスで段組調整してPDF化したんだけど、作っている途中でパソコンのバッテリーが切れる。アー!! と叫びながら電源につなぐも、供給電力より消費電力のほうが大きくてすぐ電源が切れる。イーー!!!(怒りの雄叫び)
蛸壺さん(まだ終わってない)の眠気が限界を迎え、私も暴れそうにキレていたので一旦寝ることに。続きは数時間後! オヤスミ!(消灯)

私は旅先だとわりとさっくり起きられるので、6時半に起きてPDFを完成させ、ぶじ印刷できました。

蛸壺さん宅の植物と水がおしゃれすぎてめちゃいい感じに撮れた写真。
両面印刷する元気がなかったので表紙(?)はぜんぶ手書きしました。

会心の出来なシーサー。うまくない!?
ちなみにこのワンポイント絵は他にも種類がありました。ハイビスカス、ウミガメ、パイナップル。

そうこうしているうちに蛸壺さんも無事脱稿し、三人とも無配が出ることを喜び「こんなに沖縄を満喫してるのに無配も仕上げるなんてすごすぎない?」と各々もうれつに自画自賛しながら家を出た。

蛸壺さんとヒタキさんがコンビニでコピーしてるあいだに買った朝ごはんがこれ。

これほんとにおいしいんですよ! 沖縄行くと毎回食べちゃう。普通に全国展開してほしい。食べるときは温めてもらうのがおすすめです。

無配も準備万端、朝ごはんも食べ、サークル入場開始時間ちょうどに会場に到着する優秀っぷりを発揮しました。

会場、かっこよすぎない??
ビッグサイトの東と西みたいな感じで棟がいくつか分かれていて、実際はこの建物ではなく手前にうつっている屋根の建物がイベント会場になっていたんだけど、どの建物もかっこよかったです。お金のパワーを感じる。

イベントは艦これなどの男性向けジャンルオンリーも同時開催だったので、男性の姿も結構ありました。それほど広い会場ではなかったんだけど、その中に机(めちゃくちゃ奥行きがでかい)がゆとりある間隔で並んでいて、うわ~っ地方イベだ~っ! て雰囲気がすごく漂っていた。
●年前に地方イベに2回ぐらい参加したことがあったので、エモさで胸がいっぱいになりました。この感じいいなあ~。

ぼんやりしているうちに一般入場が開始されると、そこから一時間くらいは人でいっぱいに。沖縄にこんなにオタクがいたのか…!? みんないったいどこに隠れていたんだ……というくらいたくさんの人が行き来していて、すごく活気のある空間だった。
ペーパーも無事なくなり(ありがとうございました)、人通りが少なくなりまったりしてきた頃、眠気がピークに。3時半まで起きてたもんね。ねむい…ねむい…とぼやきながら眠気を少しでもさますために外の喫煙所へ。

ねむいということしか考えられないツイート。
この写真の木の奥にうつっているサボテンがめちゃくちゃちんちんっぽくて「これめっちゃちんちんじゃない?」と脳直ツイートしそうになったけど、さわやかに晴れた夏空を見てなんとか耐えました。大人だからね。

このサボテンね。今見たらそんなにちんちんではないですね。

 

イベントから無事撤収し、会場裏のビーチへ向かう。楽しいイベントの後は楽しいアフター!

イエ~~~~~イ!!!

アフターでバーベキューはやったことあるけど、ビーチでバーベキューはやったことなかったです。めちゃくちゃ楽しかったよ。
しかし「今回はガスだから炭から火をおこさなくてもいいよ!」(※去年沖縄でBBQをした時、非常に苦労しながら炭から火をおこしたのである)と言っていたにもかかわらず、ガスの火がつかなくて開幕からしばらく悪戦苦闘する。火がつかない……なぜ……? アウトドア慣れしていないおたくたち……。
これガス空じゃね? と呼び出したスタッフさんを待っていると、隣のテーブルにいたギャルの子が「火つかんの?」とめっちゃ手伝ってくれてひと夏の恋が始まるところだった。(BGM:夏を抱きしめて/TUBE)
ギャルの子はチャッカマンも貸してくれました。本当にありがとうございました。火がつかないのはガスが空のせいでした。貸し出す前にチェックしておいてほしかった。
ちなみに隣のテーブルの人たちは突然全員が踊りだしたりシャボン玉を吹きだしたりしていてとても自由な気の良い人たちでした。

アフターがビーチでバーベキューということで、5人中4人がイベント会場からすでに水着を装着している満喫っぷり。
ひととおり肉を貪ったあとは磯で遊んだりシュノーケリングを楽しんだりただ海に浸かったりと楽しい時間を過ごしました。

3人でシュノーケリングをしている最中、顔が海中にあるにもかかわらず「あ~~~!!!」と叫び声が聞こえてきたので、何か事件(?)があったのかと思って慌てて顔をあげると、蛸壺さんがライオンキングばりにiPhoneを頭上に掲げていた。ショートパンツのポケットに入れていたのを忘れて海に入ってしまったらしい。え~~!?
海中に落とさないでよかったねと励ましながら海からあがったけど、その夜iPhoneはちゃんと起動していた。スゴイ。海水に浸っても壊れない。そう、iPhoneならね!
とはいっても壊れるのも時間の問題ぽかったので、海に入る前はポケットの中身を確認しましょう。



海からあがったあとは締めの焼きそばを食べたりだらだらお酒を飲んだりしつつ、水平線に沈んでいく夕陽を眺めていました。空が広くて本当にきれい。
海風が強すぎて飛んでいく色んなものと戦っていたので焼きそばの写真を撮り忘れました。おいしかったです。

というか、おたくが5人集まっているのにおたくらしい話をしたのはトータルでも1時間ちょいぐらいだった気がする。みんな普通にバーベキューと海を楽しんでいた。楽しみすぎた。楽しかった!

こんな感じで、長いようで短かった一日が終わった。沖縄マジミス、ほんとうにめ~~~っちゃ楽しかったです。また参加したい。次は新刊をもっていくぜ!