2018年7月、おたくの沖縄旅行記 その1

7月15日に沖縄で開催されたオンリーイベントに参加してきました。

沖縄でジャンルオンリーイベントに参加した話

イベント前夜~当日のことは上のエントリーで書いたので、今回はイベント前に離島で遊んできた時のことを書こうと思う。

 

<登場人物>
私:お酒とおいしい食べものと海遊び大好き。
ヒタキさん:差入れてくれるお土産がいつも神がかっている。
蛸壺さん:沖縄の民。夜になるととにかく眠くなるタイプ。

 

私が那覇空港に到着したのは7月12日夕方。
空港からバスに乗って蛸壺さんと合流し、「とりあえず飲みにいくか!」と居酒屋で早速沖縄グルメを堪能する。ヒタキさんは翌日から合流する予定だったので不在です。

一枚目の写真はアーサーのかき揚げなんだけど超おいしかったです。アーサー大好きなんだよね!

あさりの酒蒸しにもアーサーが乗っている(これアーサーだよね?)。御汁が激ウマだった。水筒に入れて持ち歩きたい。

飲みながら楽しい話をいろいろした気がするんだけど何を話したかほとんど記憶がない。「帰ったら無配の原稿しよう」と言っていたことは憶えている。でもふたりとも帰宅して普通に寝ましたね。夜はねむいから。

 
 

9時間睡眠ののち目覚める。外はめっちゃ晴れている。久しぶりに健康な人間になった気がしました。
蛸壺さんが東京のライブに参加するためふたりで那覇空港へ。ここでまさかの東京遠征。蛸壺さん、アクティブすぎる。ライブはサイコーに楽しかったようで何よりです。

私はヒタキさんと合流するため空港で時間をつぶす。
那覇空港内で食事をとりながら煙草を吸える店は一店舗しかないので、四階の中華料理店でシークヮーサーサワーを飲みながら棒棒鶏をつまむ。おじさんかよ! 周囲はおじさんでいっぱいでした。私の存在もおじさんと化していたと思います。
そうして昼酒を飲みながら原稿をする。無配の原稿です。えらすぎる。思わず太字。9時間も寝たくせにまたねむくなり、眠気と戦いながら1600字進めました。えらいな~~スゴいな~~!

そうこうしているうちにヒタキさんと合流し、書きかけの原稿のことを一瞬で忘れ、ともにタクシーで泊(とまり)港へ向かう。

今回訪れたのは座間味村は阿嘉島(あかしま)。座間味方面、行ってみたいなあとずっと思っていたのでめっちゃハッピー。過去2回ぐらいチャレンジしようとしたんだけど、船が満席で予約が取れなかったんですよね。今回はずいぶん前から計画を立てていたので、予約受付開始日に鬼電して取りました。

ちなみに、この阿嘉島のちょっと東にある渡嘉敷島(とかしきじま)にも2回行ったことがあるのですが、こちらも海メチャきれいだしシュノーケリング中に偶然ウミガメに出会う奇跡もあり超よかったです。同じく泊港から出ている「マリンライナーとかしき」(高速船)と「フェリーとかしき」で行けます。
阿嘉島も座間味島も渡嘉敷島も、慶良間諸島に属する島嶼群に含まれます。

じゃーん!
乗ったのは「クイーンざまみ」という高速船。那覇市と座間味島、阿嘉島を結んでいます。車も乗りこめる「フェリーざまみ」もある。
出発地である泊港から阿嘉島までは、高速船で50分、フェリーで90分かかります。めっちゃ近くないですか? ハイシーズンだと一日3便出ているので、朝行って夕方本島に戻ってくる弾丸離島ツアーも可能。でもせっかくなので一泊したほうが楽しいと思います。


船内の様子と窓から見た景色。いい天気だな~!
私は船酔いしやすいタイプだけど、この高速船は大丈夫でした。波が高いと揺れることもあるので、酔いやすい人は事前に酔い止めを飲んでおいたほうがいいかもしれません。フェリーのほうは乗ったことないけど、高速船より更に揺れないはず。

船は途中で座間味島に寄り、いよいよ阿嘉島へ。
……というところでハプニングが発生した。
あと5分もしないうちに到着するぞというタイミングで、携帯に電話がかかってくる。宿からかな? と思い電話に出てみるとやっぱり宿からだったのですが、なんと「宿側の手違いで今夜宿泊する部屋がないんです……」とのこと。ええ~~っ!?!?
まさかの展開に思わず「エヘッ」と笑ってしまう。「今夜は満天の星空の下で野宿かあ~~なしよりのあり」などとのんきに考えていたのですが、同じ島内の宿に交渉していただいたみたいで、予約したところとは別の宿に泊まることに。平成最後の沖縄夏旅行、野宿回避!(そりゃそうだ)

シャワーとトイレが使えて布団があるところなら……と最低限の設備の部屋を覚悟していたんだけど、案内された部屋は「誰か住んでるのかな?」といった感じのワンルーム風呂トイレキッチンつきの部屋でした。テレビとエアコンがある! ベッドもふたつある! 最高!

離島の宿は風呂トイレ共同の民宿が多いので、急遽手配されたことを考えるとめちゃくちゃ良い部屋だったと思います。結果的に宿泊代も当初より安くなったし、御夕飯もご馳走になってしまった。手配してくれた宿の方と受け入れ先の方に感謝。本当にありがとうございました。

宿に到着すると、荷開きするよりも先に颯爽と海を見にでかける。宿から徒歩2分ぐらいの場所に海があったんですよね。



海だ~~っ!!
昼間のうちに人が遊んだり船が行き交ったりするので、夕方になるとわりと濁っていたりするものなんだけど、この時間でもめちゃキレイ。
足だけ浸かって遊んだときの写真だけど、水が透明すぎて何もみえないですね。ちゃんと海に浸かってるんだよ!

写真にうつっている橋は阿嘉大橋といって、慶留間島(げるまじま)と阿嘉島をつなぐ橋です。向こう側が慶留間島。

あたりには「ヤシガニか?」と思うくらいの巨大なヤドカリがいっぱいいた。この貝ももしかしたらヤドカリさんのおうちだったのかもしれない。想像力が豊かなのでこのサイズ感の巨大なヤドカリを想像して震えていた。怖い。


上陸記念ぬい写。顔がかわいい。まわりに珊瑚がいっぱい落ちてます。


日没を迎え色を変えていく空。

ひとまず海欲をみたした後、レンタサイクルで夕食を提供してくれる場所へ。
時間の余裕があったのでちょっと散策して、さっき見えていた阿嘉大橋へ行ってみることに。景色よさそうだし。
橋の写真を撮っていると、横からガッサーと音がしてめっちゃびびる。



鹿やん!!
ケラマジカというらしい。なんかそのへんに普通にいる。人間という存在には慣れているけど人馴れはしていないといった雰囲気なので、あちらから近づいてくることはないと思います。基本こちらからも近づくことはないんだけど、たまたま気づかずに近くまで行ってしまった……。びっくりして繁みから飛び出してきたみたいです。すまない。でも私もめっちゃびっくりしたから許してほしい。

2日後にオンリーイベントを控えていた私たちは、散策ついでに島の商店へと向かった。「こんなにきれいな島なのに何か描かないともったいない気がする……」と美しい島の風景に刺激されたヒタキさんがペーパー用の絵を描くための紙を買うのが目的です。
島には小中学校があったので、きっと自由帳があるはずだ! という期待のもと商店を訪れたのですが、残念ながら自由帳はなく、置いてあったのは習字用の半紙と線つきノート。線つきだとコピーした時に線がうつってしまう。でもあと残ってるのは半紙だしなぁ……とほぼほぼ諦めている私の横で、「半紙にしよ!」と半紙を買っていくヒタキさん。めっちゃ笑った。

その後蚊に噛まれまくりながら夕飯を終えつつ、私たちはうきうきしていた。お酒の時間だよ~!
島内のお店は基本閉店が早いんだけど、一軒だけ(たぶん)遅くまで開いてるバーがあるのです。こんなん行くしかないでしょ!
「酒入れたら絶対一瞬で寝るから先にお風呂を済ませよう」という賢明な判断のもと、先にシャワーを済ませる。暗いし誰も見てへんやろ(島には外灯もちゃんとあるけど数が少ないので、夜になると基本めちゃ暗い)と眉毛だけ書いて、宿から徒歩1分のバーへ。

ようやくの本日初酒~! と思ったけど私は昼間にサワーを飲んだんだった。もう3日前ぐらいの出来事のように感じる。
体感的にもう23時近いかなと思っていたんだけど、時計を見るとなんとまだ20時半ごろであった。うそでしょ!?
お風呂も入ったし化粧もしてないし、あとは酒飲んで歯磨いて寝るだけ! しかもまだ21時にもなっていない。最高すぎる。無敵ですよ。

ここでようやくおたくらしい話をがっつりする。おもにジカプに関する解釈を披露し「どう思う?」と互いに投げかけあうといった、一見相互対話にみえるけど実はわりと一方通行なんだよなみたいな会話です。おたくにはよくあると思います(そう信じている)。ひとつのボールでキャッチボールをするんじゃなくて、お互い自分の球を無限に持っていてそれを相手に投げつけまくる感じだよね。喋りたいことが無限にある。
でもちゃんとお互い相手の球はキャッチするよ。ときどきとんでもない暴投があったりサッカーボールサイズの球が飛んできてしこたま殴られることもあるけど、それはそれでかなり楽しいんですよね。

そうこうしているうちに22時を過ぎ、他のお客さんも帰り始めたので、うちらも帰って寝るか~!(ふたりとも無配の原稿をする気がまるでない。ヒタキさんは半紙まで買ったというのに)とお店を出て、ふと空を見上げると、星空がめっちゃヤバかった。
ちょっと見たことない感じの満天の星空でした。その日はちょうど新月で、島のあかりも少ないので星がめちゃくちゃきれいだった。「すごい!」「やばい!」などと語彙のなさを炸裂させながら感動する我々。
いやほんとにメッッッチャきれいなんですよ! みてよこれ!

なにもうつらない。さすがのiPhoneでも星空は無理だった……。
私はミラーレス一眼を持ってきていたんだけど、普通の単焦点パンケーキレンズだし三脚もないので星空を撮るのは難しい。
色々とググりながら、なんとか撮ってみた写真がこれです。

星空の気配を少しでも感じていただけたらうれしい。はちゃめちゃにボケてるけど。
シャッター速度を30秒にして三脚がわりにカメラを地面に置いて撮りました。
特別なレンズじゃなくても星空をきれいに撮れる方法があったら誰か教えてください。

夜空を見上げながら「夏の大三角ってどれだろう?」とふたりで探したのですが、何しろあかるい星がありすぎてぜんぜん区別がつかねえ。太陽が沈んだのがあっちだったから……と方角を確認しつつ、最終的にそれっぽいものを見つけたんだけど、はたしてそれが本当に夏の大三角だったのかは不明です。「あれがうちらの夏の大三角」と勝手に決定した。
こんなテキトーきわまりない私たちでも、北斗七星だけはいつも味方です。なんてわかりやすいんだ、北斗七星。胸を張って「あれが北斗七星!」と断言できる数少ない星です。あとオリオン座も絶対にすぐわかるんだけど、今の季節は見えないんだよな。
北斗七星のおかげで北極星を探し出すことに成功しました。あとは金星も探したんだけど、なんか金星ばりにあかるい星もわりとあったので、金星候補をふたつまでに絞り込んだもののその時は結局保留に。金星候補ってなんやねん。

こんな感じで夏休みの小学生のようなやりとりをしつつ美しい星空を堪能し、宿に帰りました。帰ったらあとは寝るだけ! ヤッホー! 23時就寝。健康すぎる。無配の原稿のこととかはふたりとも完全に忘れていた。半紙買ったのに。

しかし慣れない環境だったからか、眠りが浅くめちゃくちゃ変な夢をみて夜中に目が覚める。

ヒタキさんは寝入ってしばらくした頃に寝言で「フフフッ…」て笑っていた。なんで笑っていたのか気になる(本人は憶えていませんでした)。

 
 

翌日、朝6時すぎに起床。まじでなんという健康な生活なんだ。気分は完全に夏休みの小学生男児。
朝食が7時からだったので、空き時間に朝の海を見にいくことに。


夏のおすそわけだ~!!
といってもこの三連休、本州はめちゃくちゃな猛暑におそわれていたようですね。気象予報見てたけど、最高気温とか沖縄のほうが低かった。どうしちゃったんだよ地球。沖縄旅行がまさかの避暑旅行と化す。でも沖縄は湿度が高く紫外線の強さがやばいので、気温がちょっと低いからといってそのまま体感の暑さがマシになるかというとそういうわけでもないんだけど……。
それでも「あ~暑い! ちょっとそこの海入ってこよ!」というのがわりと気軽めに出来るので、それが沖縄旅行のとても良いところ(超私的感覚)。

私はもともと朝型人間ではないので、朝食にそなえて胃腸を目覚めさせるためにレンタサイクルで再び島を散策。前日には行かなかった、島の東側のシュノーケリングスポットを見にいくことに。ヒタキさんは起床即食事が可能なタイプだったので今回はお留守番。
みんな朝食をとっているのか、チャリで走ってても誰ともすれちがわない。こういう時はぬい写です。


ぬい、めっちゃ小さき生きもの……。めっちゃかわいい……。ていうか良い天気~。海きれい~。



第一村猫発見。
渡嘉敷島はまじでそこらじゅうに猫が落ちてたんですが、阿嘉島はそうでもなかった。でも猫はちらほら見かけました。同じくらい鹿も見かけた。

朝のチャリ散策を終え、いい感じにお腹がすいてきた頃に朝食。本来予約していた宿ではなかったのに朝ごはんを食べさせていただきました。バランスの良い素敵な朝食でした。夢中で食べたので写真を撮り忘れた。ありがとうございました。

 
 

朝食後はチェックアウトして、いよいよ当日のメインイベントである体験ダイビングへ。

集合場所である港へ歩いていく途中に撮った写真。何度も繰り返してしまうけど、いや海きれいすぎでしょ……。天気も良いし、風はちょっとあったけど波も高くなく、めちゃくちゃ高まるダイビングへの期待。

港に集合すると船に乗ってポイントへ。
移動しながら注意点や技術を色々教えてもらう。私は一応ライセンスを持ってはいるのですが、体力も根性もないペーパーダイバーなので、手取り足取りお世話してもらえる体験ダイビングが大好きなんだな。最高。
シュノーケリングは毎年やるんだけど、ダイビングは久しぶりだったので丁寧に教えていただけてよかったです。私とヒタキさんはふたりでバディになって、そこにインストラクターさんがつくのでめっちゃ丁寧にサポートしてもらえる。
あとイントラさんがめちゃくちゃイケメンの爽やかお兄さんでテンションがアガった。

こういう感じのところで2本潜りました。体験ダイビングでは制限があるのでそんなに深くは潜れないんだけど、20メートルぐらいの深さのところでも船上から海底まで余裕で見通せる透明度。きれいすぎる。

私は腹筋と背筋が老人並みなので、ダイビング中に「ここ(海底)で膝立ちで止まってて」と指示されてもすぐに足が前にきてそのまま仰向けになっちゃうんですよね……。腹筋と背筋のなさが原因のような気もするし、尻がでかすぎて浮力が余計にかかってしまうせいのような気もする。完全な垂直姿勢で中性浮力を取るのはできるんだけど、脚曲げるとダメですぐひっくり返っちゃうんだな。

この時もそうで、私はヒタキさんとバディを組んでるので彼女と片手をつなぎ、そのつないだ手をイントラさんが引いていく感じで海の中を色々見てまわるのですが、停止したままイントラさんが離れていくと徐々にひっくり返っていく私。自力で元の姿勢に戻ると、今度は手をつないでいるヒタキさんのバランスを崩し、ふたりともワヤワヤになってしまうと思ったので、「イントラさんがきっとなんとかしてくれるだろう」と完全に仰向けになったまま水中でプカプカ浮いていた。
私は「海の中から見た海面、きれいだなあ……」などとのんきに考えていたんだけど、ヒタキさんから見ると私は完全に「親方! 空から女の子が!」状態になっていたそうで、爆笑させてしまい無駄にエアを使わせてしまっていたらしい。海から上がってから「あの時完全にシータになってたよ」と言われてめっちゃ笑ってしまった。
その後もたびたび思い出し笑いに陥るほどツボにはまってしまったふたり。私はいまだにあの時のことを思い返して笑ってしまう。
その日の夜に蛸壺さんと合流した時も「浜田さんがシータになってて……」と客観的に見ると意味不明なことを突然喋り始めるヒタキさんはやばかった。「私がシータになってたんですけど……」と喋りはじめる私もやばかった。

でも、あの「空から女の子が!」って結構だれもが一度は憧れるシーンじゃないですか!? 仰向けになったままふわっと浮いてみたいじゃん?
それを私は体験できたんだよなあと思うとめっちゃテンションあがる。海底からみると、仰向けになったまま海中を漂う私は太陽の光を浴びて青く輝いていたそうなので、まさに例のシーンの再現ですよ。水中だけど。やばい。また笑えてきた。
あの後引っ張ってぶじ元の姿勢に戻してくれたイントラさん、ありがとうございました。お世話になりました……。

シータ体験の後、一旦港に戻って1本で終了したお客さんをおろした後、2本目のために再び出港。
2本目のポイントに到着してイントラさんたちが色々調整している間の待ち時間、船の上で景色を満喫していたら船長さんが「あそこ、ウミガメいるよ」と教えてくれた。


ウミガメ~~!!
結局潜っている時には遭遇できなかったんだけど、野生のウミガメを久々に肉眼で見られたのでめっちゃハッピー。

海中はこんな感じ。楽しかったな~!

2本目のダイビングも滞りなく終え、港に帰ってくる。ウェットスーツをお店に返却して精算を済ませると、ちょうどお昼の時間帯に。ここからは自由行動です。


お昼ご飯のソーキそば。ソーキそばめっちゃ好き。海に入るとむしょうにラーメン的なものが食べたくなるのはなんでなんだろう。

 
 

昼食後は阿嘉島でもめちゃきれいと評判のニシバマビーチへ向かうために足を調達。レンタサイクルですね。前日に借りていたものは朝に返却してしまったので、また新たな自転車を借りにショップへ行った。

ところが、自転車がない。全部借りられてしまっていた……! 痛恨のミス。
島内にバスはなく、タクシーも一台のみで要予約っぽいので、フェリーで車ごと持ってきた人をのぞくと移動手段がまじでレンタサイクルかレンタルバイクのみなんですよね。しかし免許はあるものの原付は乗ったことがないので借りることができない。
お店のおっちゃんに「ここからニシバマビーチまで歩くとどれくらいかかりますか?」と訊いてみると、20分ぐらいだよ~坂もないよ~とのこと。歩いていくか……? と一瞬思ったけど、この時めちゃくちゃに晴れており降り注ぐ紫外線の強さがはんぱない。しかも行く道にはきっと自販機も日影もない。そんな場所を徒歩20分……? 過酷すぎる。無理!

とりあえず暑すぎるからアイスでも食べようぜということになった。そこで買ったアイスがめっちゃおいしくて気力が回復する。

これほんとめっちゃおいしかった。神。

レンタルショップを何軒か巡ったり(3軒あるんだけど、そのうち1軒は休みだった。連休なのに……!)アイスを食べたりしてうだうだしていると、おそらく朝から自転車を借りていたのであろう人たちが戻ってきた! やったー!

ぶじ足をゲットし、ニシバマビーチへ向かうふたり。電動とかそういう便利な機能はついていない。でも平坦な道らしいしいけるっしょ! と自転車という文明の利器を得た私はすっかり無敵気分になっていたんだけど、普通に坂道であった。おっちゃん……!

ダア~~~っ!! とかウオ~~~っ!! とか唸りながら必死こいて脚を動かす私。自転車、2年に1回くらいしか乗らないんだよね……しかも大抵電動だしね……。
ビーチにたどり着くまでに脚が死んでしまうかと思った。ヒタキさんは大丈夫そうだったので、常人の筋力体力を持っている人なら十分乗り切れます。「私の体力は老人なみ」と自覚している人は死なない程度にがんばってください!

ヒイヒイいいながら(私だけだけど)ニシバマビーチへ到着。

北浜と書いてニシバマと読む罠。

うきうきしながら海に入ったんだけど、ちょうど干潮の時間と被っていたため遠浅すぎて泳ぎにくかった……。悲しみ。それでもお魚はいっぱいいました。


引き潮のためやっぱり泳ぎにくいんだけど、ファミリーで遊ぶならきれいで最高にいいところだなあと思いました。今度満潮の時間に行ってみたいなあ。
というか、泳いでる途中でウミヘビを見かけてめちゃくちゃビビった。基本的に魚にも貝にも珊瑚にも触らないし(ていうか珊瑚は触っちゃだめ)やばそうな生き物を見かけるとすぐ逃げるので、ウミヘビの種類を判別する前に退散したんだけど、ああいうウネウネしたヘビ然としたものを見ると人間は本能的に恐怖をおぼえるのだなあと実感しました。

残り時間も少ないので、40分ほど泳いでニシバマビーチから引き上げることに。

次は真謝(まじゃ)ビーチに向かいました。阿嘉港のすぐ東にあって、ウミガメに遭遇できることもあるとか。朝の散策でぬい写してたところです。


ここはちょっと泳ぐと水深が3~5メートルくらいになるので泳ぎやすくおもしろかったです。あと珊瑚がいっぱいあった! 大きい魚も結構いました。
沖では船の行き来があるし、午後3時を過ぎていたのもあって水はやや濁りぎみ。午前中に来たら絶対めちゃきれいで楽しいと思う。

午後4時までに自転車を返却しないといけなかったので、こちらも40分ほど泳いで引き上げる。

 
 

自転車の返却とかシャワーとか色々済ませて、あとは那覇へ戻る高速船へ乗るだけです。もうすぐ島ともお別れだ~。もう一泊したかった。また来たい。

ようやく一息ついたのでとりあえずビール。泳いだ後のビール、まじで最高においしい。つまみにフライドポテトも注文したんだけど神でした。神。

また鹿がいた。

 
 

高速船が出るまでにまだ時間があるからということで、海を眺めながらまったりビールなぞを飲んでいたのですが、まったりしすぎて今度は時間ギリギリに。午後の暑さの中重い荷物を抱えながら港まで早歩きでいく羽目に……(ヒタキさん、ごめん)。

時間ぎりぎりだったけどなんとか間に合い、那覇へ向かう高速船に乗り込む。ソッコーで爆睡するヒタキさん。私はなんとなく眠れなくてツイッターをしていた。
疲れよりも高揚感のほうが勝っていたのかもしれない。ずっと行きたいなあと思っていた場所に来ることができて、お天気にも恵まれた中思いきりきれいな海で遊ぶことができました。お酒も飲んだし星空も見た。満喫しすぎじゃん!?
しかも翌日はいよいよイベントだし、イベントの後も色々と遊びの計画を立てていたので、「楽しい」はまだ終わりじゃない。それって最高だよね。

最後に島のねこ。

泊港に到着すると、ちょうどライブ遠征から帰っていた蛸壺さんにピックアップしてもらい、そのまま晩ごはんのお店に。そしてこの記事に続く。
この後はおいしいものを食べお酒を飲み、そして無配のペーパーを完成させましたとさ! やばい、めちゃ完璧。ありがとうオキナワ。ありがとう阿嘉島ー!