web拍手にいただいたメッセージへのお返事です。
返信不要の方もありがとうございました!
>昨年の7月に小説の書き方を模索するスペースを開かれたとき、その頃小説を書き始めたばかりだったので~
こんにちは! お返事が遅れてしまいすみません。bioから拍手を外していたですが、もしかしてわざわざ拍手リンクを探してくださいましたか…? お手数おかけしてすみません! ありがとうございます。
初めての同人誌いいですね…!! 本を出すってひとことに言っても、初めてだと色々とわからないことがあって大変かと思います。がんばってください!
同人誌を作るにあたって気をつけることですが、小説同人誌だと以下のような感じかなと思います。
文庫サイズを想定しています。
①フォント(字体・フォントサイズ・1行あたりの文字数)
②行間・字間
③上下余白
④短編集の場合、左右ページの調整
⑤ノド(綴じてる側の余白)
⑥本文紙の厚さ
④をのぞく同人誌の装丁については、以下のページに記録しています。再録の分がないですが…(印刷所のマイページのIDを忘れて入れなくなってしまいました…)
①から順に決めたほうがスムーズかもしれません。
①フォント(字体・フォントサイズ・1行あたりの文字数)
②行間・字間
③上下余白
これは作る方の好みもあるので、同人誌だけではなく一般文庫も色々見てみて、ご自分で読みやすいと思えるよう調整してみるのがいいと思います。
調整する時は実際に紙に印刷してみるのがおすすめです。画面で見るのと紙で見るのと結構印象が変わります。
④短編集の場合、左右ページの調整
私の場合になりますが、短編集だと小説本文のほかに、大タイトル(本のタイトル)、目次、各短編タイトル、あとがき、奥付が入ることが多いです。
本を開いたとき、右側のページが偶数ノンブルが入るページ、左側のページが奇数ノンブルが入るページになりますが、短いお話がいっぱいあるとこのへんの調整が地味に大変です。
上記の短編集構成の例をあげると、
1-2P 表紙
3P(左側) 大タイトル(本のタイトル)
4-5P 目次(話がたくさんある場合。少ないときは4Pだけにまとめます)
6P(右側) 空白ページ
7P(左側) 扉(短編タイトル)
8P(右側) 短編本文開始
といったように、偶数ページ(右側)から常に小説本文が始まるよう調整することが多いです。
もちろん、扉を作らずに、短編タイトルと本文を同じページに入れてしまうのもいいと思います。そういう文庫小説も多いです。
このへんは作り手のこだわり次第だと思います。正直そこまで厳密に作らなくても、読み手の方は気にしないことの方が多いと思います。
⑤ノド(綴じてる側の余白)
⑥本文紙の厚さ
これはページ数で変わってくるので、原稿が終わりそうな頃に決めるといいかなと思います。
本が厚くなるとそのぶん開きにくくなるので、本文紙の厚さとノドを調整するといい感じに読みやすい本になると思います。
250P未満なら紙の厚さは気にしなくていいと思います。印刷所さんの文庫本セットに入っている紙ならほぼ間違いないと思います。
個人的に上質紙は白すぎて眩しいので使いません。美弾紙ノヴェルズ、クリーム書籍用紙、淡クリームキンマリあたりを使うことが多いです。
すごく細かく書いちゃったのですが、こんな感じで大丈夫でしたでしょうか…?
とりあえず原稿本文がないとどうにもならないので、まずは本文がんばってください!! 素敵な本ができますように!
(もし装丁に関することじゃなくて原稿本文そのものに関するご質問だったならすみません!)