映画記録(キングスマン/インターステラー)

映画を見たときいつもTwitterに投げっぱなしなので、今年はできるだけもう少し形にして残しておきたいなと思います。


・キングスマン

U-NEXTでポイントが溜まってたのでレンタル。
スーツを着て眼鏡をかけたイケメンが戦うんでしょというレベルのいい加減な情報しか知らないまま見たんですけど、め~~~っちゃおもしろかったです!
スパイ映画おなじみの便利アイテムがとにかくおしゃれ、スパイ自身もおしゃれ、なんか音楽もかっこいいし全体的におしゃれ……スパイ映画界のBLEACHだ(なんでもすぐBLEACHにたとえてしまう)……と思いながら見てたんだけど、終盤からの疾走感がすさまじく一気に見終えました。家で映画を見るときは作業や休憩(集中力が切れてダラダラする時間)を挟みながら視聴することが多いんだけど、まったく中断しなかった。
花火大会(詳細なネタバレを避けた表現)で爆笑しました。私は乱闘が大好きなのですが、そのあたりも見ごたえがあってよかったです。おじさんの頭が燃えるところとかすごい好き。なんかカッコイイ音楽にあわせて人々がボカスカ殴り合うところも好き(私はハイローでもこういうシーンが大好きです)。本当はまったく笑えないことが起こっているんだけど、つい笑ってしまう。映画を見ながら声を出して笑ったのは昨年劇場に見に行ったクレヨンしんちゃんぶりだと思います。
ちょうどGCもまだ劇場でやっていることだし、近いうちに見にいこうと思う。あ~楽しかった!

 
 

・インターステラー

これもU-NEXTのポイントでレンタル。いつのまにかポイントが溜まってる。
SFで宇宙が関係した話、ということだけ把握して視聴しました。
とにかく終盤のブラックホールのシーンがすごい。こういう解釈めちゃくちゃ好き……。
昔、まだ私が子どもだった頃、「宇宙を外側から見ると人間の細胞のすがたにとてもよく似ている」という話を聞いたことがある。真偽はまったく定かではないし、この話を聞かせてくれた人の創作ですらある可能性は高いんだけど、このエピソードが私は大好きで、いまだにふとした時に思い出します。
ブラックホール内部での出来事を見ながら、私はやっぱりこの話を思い出していました。

話のおおまかなあらすじとしては、異常気象や疫病で植物が枯死しまくり食糧難に陥って人類滅亡の危機に瀕している地球、そして人類が生き延びるために地球を出て新しい移住先を探しにいくという話。よくある話だし、途中までは結構展開が読めます。
あと正直設定も粗が目立つというか、食糧難でみんながみんな農業従事者になりまくってるのに、こんなに宇宙産業に割くお金あるの!? というような感じの疑問がちょこちょこ出てくる。
ただね、もうなんか…愛なんだよ、愛! みたいなメッセージを感じ取ったし、宇宙のスケールも壮大すぎて、細かいこと気にすんな! っていう勢いのすごさで押し切られた。そういう勢いは嫌いじゃないです。
途中でバリバリの科学者である博士がとつぜん愛について語り始めたりして、その時はさすがに「何言ってんだ??」と思ったけど、最後まで見て「そういうことか~」と納得しました。愛のパワーそのものについて納得したわけではなくて、話のつくりに愛のパワーを取り込みたかったのであろう監督の意図に納得した。私も自分で同人誌作るときよくそういうことするからわかる。
だからこの映画は、SF解釈ではなくどちらかというと愛の解釈によって評価が分かれるのかもしれません。人類という種への愛情、親の子に対する愛情、また、視聴者の愛に対する解釈が映画の結末でどれだけ昇華されるか、というところ。
私は正直主人公や登場人物が報われているのかどうかわからなかった…。でも、そこがはっきりとしていないところが好きだとも思いました。
最近不思議な話が見たい欲が高まっていたので、結構満たされました。ブラックホールのシーンほんとに良かったな。

あと、「2001年宇宙の旅」見なきゃな~って思った。実はまだ見たことない。見ます。