初めての海外ひとり旅。台北旅行記録その1

今年の梅雨は本当に長かったですね。毎日まいにち雨雨雨……。
そんな中、友人が海外に脱出して晴れやかな空の下のんびりお散歩とかしているのを見て、「私もどっか行きたーい! 早く夏満喫したい! でも国内だいたい雨だから海外行こ!」と思い立ったのが始まりでした。

 

初海外ひとり旅。行先決定から各種手配まで

そもそも海外旅行に行ったことが一度しかなかったので、どこか行きたいなーと漠然と思っていたんだけど、なにしろ英語がほんとダメなんですよね。全然喋れない。言ってることはなんとなくわかるけど。この間原宿で道を聞かれてオーバーゼア! あっちあっち! とか言ってるレベルです。

でも英語が喋れるようになるのを待ってたらたぶんおばあちゃんになっちゃうので(そしておばあちゃんになってもきっと喋れないままであろう)自分なりに難易度の低そうな行きやすい国を調べた結果、台湾へ行くことに。航空券も安かったしタピオカ飲みたかったし。
なぜ航空券が安いのかってその時は特に深く考えてなかったんですけど、現地に到着して理由を垣間見た気がした……。それはまた後述。

6月なかばに航空券と宿をおさえ、二週間後に出発の予定を組んだ。本当は決めた瞬間すぐに行きたかったので待ったほうです。

二泊三日。航空券はタイガーエア(台湾のLCC)のサイトで、宿はBooking.com(アプリ)で取りました。
ツアーでも行ける日程だったのですが、飛行機を希望の時間にしようとすると追加料金で割高になりそうだったので自己手配。
宿を決める基準も特になく、なんか栄えてそうでメトロの駅から近いところを適当に取った。

料金は、その時のレートで羽田-台北(桃園国際空港)が13,970円、台北-那覇が12,298円。安!
実際はここに手数料とかLCCゆえの色々がもうちょっと加算されてます。
宿は同じホテルに二泊で11,599円。バストイレ朝食つき。駅近。

航空券、復路が那覇行きになってますけど? って思うよね。
なんと台湾に行った後そのまま沖縄に遊びに行くというスケジュールを立てていたんですねえ。いったい何を考えているのか。
いや沖縄も行きたかったんよ……。ここ数年なんだかんだ毎年沖縄に行ってるので、やっぱり今年も行きたかった。夏に。
夏は短い。いちいち東京に戻ってまた沖縄に行って……ってなんか手間じゃない? 合体させちゃお! という軽率な考えで台湾・沖縄旅行の予定を組みました。

何考えてるんだろうというようなスケジュールだけど、今思い返すとこの時沖縄を合体させて本当によかった。沖縄、すごくいいよ……LOVE……。

各種手配の話にもどります。
台湾は海外なので入国審査があるんだけど、調べてみると事前にwebでオンライン申請できるらしい。色んな情報サイトにやり方が親切に解説されていたので、それを参考にしながら済ませました。
おかげで現地空港に着いてから全く並んだりせずにするっと入国することができた。便利な世の中だなあ。

あとは現地での通信手段の確保。
以前ニューカレドニアに行った時はキャリアの国際ローミングプランかなんかが結構安かったのでそれを利用したんだけど、今回はSIMカードを買ってみることに。
auのサイトからiPhoneのSIMフリー申込をして、AmazonでよさげなSIMを購入。
これです。

Hot Taiwan 台湾SIMカード インターネット 3日 4G・3Gデータ通信高速無制限使い放題(速度制限なし)SIM-TSTAR台湾之星 (3 Days)

※このリンクから購入すると私にキックバックが入ります

このSIMは事前にwebでのアクティベート手続きが必要なタイプのものだったんですが、日本語説明書もついていたので簡単でした。
あとは現地空港に到着してから降りるまでの待ち時間のあいだにSIMを入れ替えるだけでOK。
今回はおもに台北市内をうろうろしていたのですが、どこでも問題なく通じました。

そういうわけで、航空券・宿・入国審査・通信手段の確保まで事前に自宅で済ませたので現地に着いてすぐ行動することができました。言葉がいちばん不安だったので、できるだけ喋らずに済むようにと手配したんだけど本当にほぼ喋らず空港脱出したので良かった。

 

桃園国際空港到着まで

安いからという理由で出発を早朝便にしてしまっため、前日の終電で羽田空港まで行きそのへんのベンチで寝た。
空港で夜を明かすなんて初めて…! と最初はわくわくしていたが、ベンチは寝るところじゃないなという当たり前体操結論に至った。そりゃそうだ。

7月1日午前三時すぎ、タイガーエアのチェックインが始まる。
タイガーエアってwebチェックインないんですよね。なのでチェックイン開始のお知らせを聞いてすぐカウンターへ。

かわいい。

荷物はバックパック&エコバッグに手荷物押し込み。追加料金なし。
詰め込んだので重かったけど、重量を計られることはなかった。ちなみにタイガーエアの手荷物は合計10キロ以内とピーチに比べてゆるい。ピーチは7キロまでだったような。
バックパックが25リットルのもので小さかったので、たぶん見た目で計量必要なしと判断されたんだと思う。いやほんま小さかったもん。絶対もっと大きいやつで行ったほうがよかった。
ちなみに桃園から出国する時も荷物計量はありませんでした。スーツケースだと小さめでも計ってた。

出国手続きも滞りなく済ませ、クレカ会社と提携してるラウンジでだらだらするか……と思いきや、なんとちょうどラウンジが工事かなんかしてて使用できず。ラウンジはいくつかあるのでめっちゃ歩いて別のところに行った。

これは出国手続き後の喫煙所。壁が白いのって珍しい気がする。掃除大変そう……。

この頃から「荷物、重くない?」と思い始める。(早)
もう最近のテーマなんだけど「自分の体力を過信しない、むしろ低めに見積もっておく」ということをちゃんとしておけばよかったよね……。
次に行くときは手続きが面倒だろうと追加料金取られようと絶対スーツケースにします。バックパック重かった。しんどい!

国内旅行と違って不慣れな土地だから、迷って歩き回ったりしたんですよ。背負っている荷物が重いというだけで精神的にもつらくなってくるので、次からは自分の身体を甘やかす方向でいきます。でも筋トレもします。

ラウンジで時間を潰して機内搭乗。即爆睡。目覚めたら着陸していた。
SIMを入れ替えて飛行機を降り、入国ゲートへ。特に問題もなくほぼ喋らないままするっと入国。

空港、暑かったりするのかな? と思いきやめちゃくちゃ寒い。冷房がガンガンに効いている。
飛行機の中が寒いという情報を得ていたので長袖のカーディガン&パーカーを持っていったのですが、機内はそれほどでもなかった。でも寒いこともあるみたい。
それより空港が寒い。そしてこの後思い知ることになるのだけど、屋内はどこも基本寒い。タクシーの中も寒い。冷蔵庫かよって感じだった。

 

桃園国際空港到着。台北市内へ

入国してからまず両替に向かう。
調べたら、現地空港で両替するのが最もレートがお得だとあったので。
窓口に紙幣を出してpleaseと言っただけで何もかもをやってくれた。
たしか25,000円分ぐらい両替した。6月30日のレートが3.48円/ニュー台湾ドルだったのでそれぐらいです。

このニュー台湾ドル、$表記だったり元表記だったりで調べてる時混乱したんだけど、全部同じ意味らしいです。もしかして表記によって何か違うの!? と思ってドキドキした。統一してほしかった。

両替も済ませたので台北市内へ移動することに。
バスもあったけどMRT(地下鉄)を使った。スイカみたいなICカードがあると聞いていたのでそれを買いたかったんだけど、券売機の付近にいた旅行客向けスタッフさんにより問答無用でトークン(切符的なやつ)を買わされる。あまりにもハイスピードだったため口を挟めなかった。

トークンはコイン型でかわいい。これをICカードみたいに改札でピッとやって通ります。

空港から台北駅までMRTで約40分。そこそこ空いていて座ることができました。

車窓からの風景。日本と似てる。

台北駅でICカードを購入……する前に、2000元札などの大きい紙幣を細かい100・200・500元紙幣に両替。これやっておいてよかった。小分けにして持ち歩けるしお釣りがないよ~なんてこともなかったし。

両替後、券売機でICカードを買いました。
MRTだけじゃなくバスとか一部ロープウェイでも使えるらしい。私はMRTしか使いませんでした。

コンビニに行くとかわいい柄のカードも売ってるらしい。次行ったときは探したいなー。

 

台北駅周辺を散策。暑すぎて命の危機を感じる

台北駅に到着したのが朝9時半ごろ。
ホテルのチェックインは15時なので、ちょっとぶらぶらしてみようかなと思い駅でロッカーを探す。

駅は地下にあって、大きめの地下街もあるんだけど、なんかめちゃくちゃ暑い……。
あとでわかったんだけど、地下街の店の営業時間が早くて10時スタートだったようで、それまでは冷房が効いてないっぽいです。
あと地下街の地図とかもね、ないんだよね……。どこかにあるのかもしれないけど見つけられず。うろうろとロッカーを探してさまよう。

さまよってる途中で出会った。

こぶし~!!
めちゃくちゃ貼ってある。台湾では7月10日公開だったようです。
ちなみに地下街のあちこちに小さいテレビモニターみたいなものが設置されていて、そこでも予告が流れてたよ。
暑い中さまよってたところで出会うコナンくんとキッド様と京極さん、めちゃくちゃ心に効いた。ありがとう……。

少ししてロッカーを発見。英語で利用方法が書いてあったので特に問題もなく荷物を預ける。よ~~~やく背中が軽くなった!

身軽になったところでうきうきしながら地上に出てみました。

スシロー、台湾にもあるんだ…! ていうかスシローってスシローのままなんだ。
ちょっと歩いただけでセブンイレブンとファミリーマートも発見。このふたつ、あちこちにありました。PB商品も日本語表記のまま売ってた。

ロッカーを探してさまよってたので時刻は10時すぎ。
地下街を出て数分……いやあっっっついな!?
まじで暑い。なにこれ?
日本では長雨で涼しめの日が続いていたため暑さに耐性がついていないのもあってか異様に暑い。
これ気温何度なのよと思ってスマホを見てみた。


体感温度42度……?

日傘をさして日影を歩くようにしてたけどそれでも暑い。
たぶん日本でもこれぐらいの日はあるんだろうけど、その時はまだ涼しかったんですよね。暑さに慣れてない身体にはめちゃくちゃきつかった……。

うわーめっちゃ暑いなーと思いつつも散策を続行。今思えばこれがよくなかったんだけど……。

あたりには朝食を売っているテイクアウト専門のお店がちょこちょこ出ていました。列が出来てるところも。
裏通りは人がいなかったので写真を撮ってみる。


暑い中なんでうろうろしてたかって、これを飲むためです。

黒糖タピオカミルクだよ~!
11時オープンだったのでそれまで散策で時間をつぶしていたのでした。
55元なので日本円でだいたい200円ぐらいです。やすーい!

購入後、ちょっとでも涼しい場所を目指して地下街に戻りました。
冷たいタピオカミルクでちょっと回復したけど、暑くて結構具合が悪くなってきてたんですよね……。

11時すぎ、体感温度は45度に。これまだまだ上がるやつやん……。

地下街に戻るとさっきよりかなり涼しくなってる。11時になって営業開始する店が増えたので、そのぶん冷房が効いていた。助かった。

しかし地下街のベンチで水とタピを飲みながら休憩するも、首から上がめちゃくちゃ熱を持っててしかもぼんやり気分も悪い。
この時になってようやく熱中症になりかけていることに気付く。
やばい。ここで倒れたらだれか救急車呼んでくれるのか……?
ぐるぐると考えつつも、さっきついでにコンビニで買ったばかりの水を首に当て、つめたいタピミルクを額に当て、少しでも熱を冷ます。

あとこれがあって本当に助かった。

日本でコンビニに寄った時になんとなく買ったねりうめ。
タピミルクと水とねりうめで糖分水分塩分を補給しつつ、冷房が効いて涼しくなってきた地下街でしばらく休んでいたら次第に回復していった。よかった~!!

というか地下街にベンチがあって本当によかった。ベンチ置いてくれてありがとう……。
朝だから大丈夫でしょと思ってたけど全然大丈夫じゃなかった。イートイン可能な飲食店は11時開店が多いので店にも入れなかったんですよね。

最初はファミマに避難しようと思ったんだけど、匂いが無理で近づけなかったんですよ。なんかもうすごい匂いがする。
たぶんこれのせい。

ゆでたまごが殻ごと何かに浸かっている。匂いは八角だと思う。
暑さでやられてる中強烈な八角の匂いに包まれるのはちょっと耐えられなかった……。滞在中もコンビニはセブンイレブンを利用してました。セブンにも同じものがあるんだけど、セブンのほうはなぜか匂いがあまりきつくなかったんですよね。
そしてこれを食べてみる勇気はなかったのであった。

 

ホテルへ移動。永康街を散策

体調が回復したのでロッカーから荷物を回収してホテルへ向かうことに。

もうタクシーで行くかとも思ったんだけど、台北駅前の大通りは大きすぎて(大通りだからね)タクシーつかまえる自信がない&暑くて地上に出たくなかったのでMRTで移動。
台北駅がね、これまた広大でね……。初めて行ったからそう感じるだけかもしれないけど、目的の路線の改札まで結構歩きました。バックパック捨てちゃおうかと思った。

ホテルはMRT東門(ドンメン)駅から歩いて5分かかるかどうかぐらいのところ。駅近くの宿にしておいてよかった。
チェックインまでまだ1時間ほど時間があったので、荷物を預けてロビーで少し休憩してから周辺を散策に向かった。

14時とかいちばん暑い時間じゃん正気か? って感じなんですけど、このホテルのロビーがめちゃくちゃに寒くてですね……。
最初はすずし~! さいこ~! だったんだけど、10分ぐらいいると全身ヒエヒエでカーディガンとパーカー羽織ってても寒い。このままいると凍えてしまうと思って外へ出たのでした。

近くには永康街(ヨンカンチェ)という色んなお店がいっぱいあるエリアがあって、ガイドブックにも載っていたので散策することに。



セブンイレブンとヤマト運輸のトラック。日本じゃん……。



建物がすてきだった!
こういう風景を見たかったんだよ~と大満足。
体調が回復してお腹もすいてきたので遅めの昼食を取りました。

トマトがまるごと一個入った牛肉麺。麺を刀削麺にしてもらいました。歯ごたえがすごい。めっちゃもちもち。200元ぐらいだったかな?
スープはあっさりしていて疲れた身体にしみわたりました。おいしかった。

食べているあいだに15時を過ぎたのでホテルへチェックイン。
ホテルに向かう前にセブンで水とおやつの買い出しと、そしてこれ。

本日のタピ2杯目。タピオカミルクティーだよ!
40元だったかな。小粒のタピオカにしてみました。
メニューが多くてちょっと手間取ったけど全部指さしで注文。

近くに有名ぽいかき氷のお店もあったんだけど、タピオカに惹かれすぎて結局甘味はずっとタピオカドリンクだった。次はかき氷も食べたいなー。

タピとおやつを持っていそいそとチェックイン。
一泊5,000円ぐらいのホテルだけどきれいですごくよかった。窓もついてる。



暑すぎて写真を撮る余裕がなかったので、ここでようやくゆにあむくんを取り出す(しかしピント合わず)。頭が大きいのでかさばりますが持ってきました。友達だから……。

荷ほどきをしたあと4時間ほどお昼寝。夕方だけど。
目覚めたら20時だったので夕食をとりに出ることにしました。

夜出歩くの危ないかなと思ったけど、ちょっと近くまで出てみてやばそうだったらコンビニでごはん買って帰ることにして周囲を観察。
結論からいうと治安めちゃくちゃよかったです。かき氷屋も23時ぐらいまで開いてた。

昼食が遅かったので軽く食べるだけでいいやと思ってこれ。


小籠包。エビとヘチマの小籠包なんだけどこれがめっちゃおいしくて、どの店に行ってもエビとヘチマの小籠包食べてた。
ヘチマは特に味っぽい味はないんですけど、ウリ科らしく水分が豊富でエビのエキスを含んだじゅわっとした食感。あっさりしてるのにジューシー。最高。

小籠包の横にある飲み物、ウーロン茶かなと思って取ったんですけど(飲み物はセルフの店だった。後で店員さんがテーブルの上を見て会計してくれる)いまだかつて経験したことのない味がした。
なんだろう、すっぱいんだけどめちゃくちゃ甘い、不思議な香り。

夜の街を撮りつつホテルへ帰る。




昼よりは涼しいけど夜もまあ暑いです。

航空券なんでこんなに安いんだろって取る時に不思議だったんだけど、たぶん暑すぎて観光に向かないからかな…て思った。ベストシーズンは3~5月、10~11月みたいですね(ことりっぷより)。

外の猛烈な暑さと屋内の寒さで自律神経がやばかったですね。生きるのって難しいな……。

ホテルへ戻り、諸々済ませてグラブルをやって(日課なので…)1日目は終了。体調不良トラブルはあったもののグルメも満喫できてよかったです。

長くなっちゃったのでここで一旦切ります。
台北旅行記録その2へつづく。