おたく3人、牧場であそぶ。

せっかくブログを作ったので、これからは旅行やお出かけ記録などもつけていきたいと思う。Twitterだとどんどん流れていっちゃうしね。自分自身が忘れっぽいのもあって、こうやって書きつけておくのが好きです。数年後とかに新鮮な気持ちで読み返すのが楽しい。
そういうわけで、先日牧場で遊んできた時のことを書きます。

 

あたたかくなってくると、俄然元気が出てくる。暑くなるともうめっちゃテンション上がってくる。暑さに強いというわけではないんだけど、寒いのがもう無理で、年々この傾向は強まっている気がする。
先月くらいからようやく「寒い無理……」となる日がなくなってきたので、私はうきうきとして「ドライブ行こうよ」なんて色んな人に声をかけたりしていた。
それでこの間の週末、レンタカーで牧場に行ってきました。メンバーはオタクの女3人です。おそらく全員運動不足ぎみだと思います。少なくとも私はそう。

マザー牧場だよ!
マザー牧場は千葉県富津(ふっつ)市というところにある。千葉ってでかいよね。都内に近いところは栄えてるけど、ちょっと離れると山&田んぼ&平野&海って感じでめっちゃ自然豊か。高速道路も車がぞろぞろ走りまくってるわけでもないので、とっても運転しやすい。
お天気にも恵まれ、行きの車の中でオタク的な会話で盛り上がるも何を喋ったのか全く憶えてない。何だっけ?

 

朝をゆっくりめにしたので、牧場に到着すると13時になっていた。
とりあえず現地での予約が必要な体験系を先におさえておき、体験が始まる16時まで適当にぶらぶら。

私「なんかね、桃色吐息っていうのが今見ごろらしいよ」
友「桃色吐息って何!?」

これが桃色吐息です。
今この瞬間まで私はこれを芝桜だと思っていたのですが、調べてみたらペチュニアでした。おかしいな。現地でも説明文を読んだはずなのに。脳のつくりが適当すぎる。
たぶん私以外の二人も芝桜だと思っている気がする。「これ芝桜じゃない?」「ほんまや~!」みたいな会話をした記憶がある。芝桜じゃなくてペチュニアらしいよ!
近くで見てもきれいだけど、遠目で見るともっときれいでした。青空とピンク。かわいい。

 

お昼時で全員お腹が空いていたので、そのままレストランへ向かうも満席で三十分待ち。待ってるあいだにちょっと何かつまもうということで、屋外のテーブルでソーセージを食べました。牧場といったらソーセージだよね!

ソーセージの3種盛り合わせとラムチョップ、そしてフライドポテトのチーズソースがけ。
ソーセージがでっっっかい。ちょっとつまむ程度のはずだったのにめちゃくちゃボリュームがあって、普通に満腹になってしまった。
ちなみにここでは普通にアルコールを販売しており、バス旅行の団体さんらしき人々はみんなハイボールやらビールやらを飲んでいて羨ましさで芝生の上を転げまわりそうでした。ドライブはめっちゃ大好きなんだけど、帰るまでお酒を飲めないところがつらいよね……。
すぐそばのでっかいスピーカーからは牧歌的な感じだったりビートルズ的な感じたったりする音楽が流れていて、ザ・牧場って感じ。
この時はちょっと曇っていたので、直射日光を浴びまくることもなく、きれいな山の空気の中で音楽を聴きつつおいしいソーセージを食べるという幸せな時間を過ごしました。

 

食後、「ファームジップ」というアクティビティを体験しにいく。
どういうアクティビティなのかは、説明するよりも動画を見たほうが一瞬で理解できると思うので貼っておきます。

なんかこういう滑空するやつ! 事前にチェックしてた時にうわー楽しそう! と思ってやりたいことのひとつに入れていた。

めっちゃ楽しかったです。
ファームジップ体験中の写真はないんですよね。やってる時は写真撮れないんだって。これ牧場側で写真撮って売ったらきっと儲かるのにね、という話をしていた。

マザー牧場には2年前にも来たんだけど、その時はこれはまだなかったんですよね。去年できたんだって。
ちなみにすぐ隣ではバンジージャンプができる。これね、2年前にやったんですよ。バンジージャンプ。
すごい怖かったからもうやりたくない、という話を友人にしたら「なんでそんなのやったの?」ととてもシンプルな質問をもらったので、正直に「純黒にハマりたてでFBIと公安なら高いところから飛び降りる訓練的なやつやってるやろ! と思って飛んだ」と白状しました。

前に牧場へ来たのは2016年6月。純黒の悪夢で出戻り同人女(何度も禁煙に失敗する人のように定期的に出戻ってくるのである)になったばかりの私は、極端な思い込みのために高さ21メートルの台から飛び降りていた。


おバカと謎の行動力が合体するとこうなります。
恐怖体験も創作に活かしたるわい! というチャレンジ精神を発揮したのに、その後の2年間でこの時の飛び降り経験を何かしらに役立てたことは結局一度もなかった。悲しい。
でも執行人で降谷さんが空飛んでたのでちょっと救われました。ていうか、空中を飛びながら銃で狙って撃つってすごすぎない!? やばいかっこいい。やっぱり高いところから飛び降りる訓練とかやったんじゃないの?(言いがかり)

 

そうしてファームジップを終えて出てきたところで、なにやらメッチャ楽しそうなものを発見した。ウォーターバルーンである。
プールの上に浮かべた透明の巨大なバルーンの中に人間が入って遊ぶというもの。テレビとかで見たことある。
何あれ楽しそうー!! となり、即受付へ。3人で1500円でした。
私たちが受付待ちをしている時、ちょうど親子がひとつのバルーンの中に入ってゴロゴロしてたんだけど、中でめっちゃひっくり返っている。パパと小さい娘さんでした。かわいい。
正直「そんなにひっくり返るもんなの? お子さんが小さいから難しいのかな」ぐらいに思っていたんだけど、実際に入って水の上へ追いやられた瞬間、先ほどの舐めた考えを即改めました。




転倒&転倒。
これ無理だよ! 3人そろってその場に直立するところまではなんとかいけるものの、誰かが足を踏み出した瞬間全員転倒。協調性のなさが浮き彫りに。
体験は5分間で「短くない?」と言っていたけど、スタートした瞬間大暴れしたので開始1分で疲労困憊状態に陥った。あんなに長く感じた5分はなかなかない。
全員自由なオタクたちだったので、途中から息を合わせようという意識すらなく誰かが立ち上がり足を踏み出し、それにつられて他の2名が転倒し、立ち上がった人も転倒するという悪循環を永遠に繰り返していた。ボールの中で滑稽なほど暴れまくる成人女性たち(とそれを見守るギャラリー)。
こんなに一瞬で体力を消費したのは久々で、とっても楽しかったです。是非またやりたい。超おすすめ。
公式サイトを見てもなぜか載っていない(私が探し出せないだけかも)んだけど、2年前に来たときも見かけた気がするので、季節限定とかでやってるのかも。春夏とか。

 

アクティビティエリアから近いところにお馬さんエリアがあったので、次は乗馬体験をすることに。
短い距離を一周、ちょっと長めの距離を一周、乗馬の基本を教えてもらえるショートレッスンという3コースがあったんだけど、最初に予約していた体験の時間が迫っていることもあり、長めの一周コースに。体験時間は10分くらいだったかな?
馬に乗りながら、手綱を引いているスタッフさんとお喋りができる。質問すると色々教えてくれました。

私が乗った馬はちーちゃんというニックネームで呼ばれていて(ちゃんとした名前があったんだけど忘れてしまった。ごめんちーちゃん)、ちーちゃんはこの牧場にいる馬の中でいちばん気分屋なんだそうです。途中で止まって休憩したりしてました。休憩し始めると引っ張っても無駄なので、ちーちゃんが再び働こうという気になるまで待つことに。良いな、そういうの。
ちーちゃんはそういう気ままな性格の女の子だけど、牧場内では最強らしい。気に入らない馬がいるとオーラで威圧するとか。確かに私よりちょっと先に出発していた別のお馬さんと合流した後も、その馬ではなくちーちゃんを先に通したりしていた。ちーちゃん強い。
人間関係ならぬ馬関係にも色々あるようで、ウマがあわない馬とか仲良しの馬とかがいるようです。ちなみにちーちゃんと仲良しの馬は、その時別の場所でエサやり体験を担当していた模様。
ちーちゃんが嫌いな馬とは一緒にならないように配慮して馬シフトを組んでいるという話を聞いて、私は「へ~いいな~!」と率直すぎる感想を呟いてしまった。うらやましいよ。人間の労働環境もそういう風にしてくれ。

 

そしてちーちゃんと別れ、ヤギやカピバラを冷やかしつつ次の体験場所へ向かった。




フォトジェニックに理解のあるヤギと、ふれあい広場で恐怖政治を敷いているカピバラさんの写真です。
このカピバラさんはこんなにのんびりした顔をしているのに、他の動物をわざわざ追いやって通りたいところを通ったり、あたりに睨みをきかせたりしていて、ふれあい広場という狭い動物社会における厳しい上下関係を垣間見ました。「ヤ●ザやん!」という友人のコメントにより、周囲の大人たちのあいだに奇妙な一体感がうまれた。子どもたちは楽しそうにふれあっていました。カピバラさんはお触り自由です。

 

ふれあい広場は適当に流して体験工房へ。
フレッシュチーズとバターを作ったよ。材料費込みで1人900円。お安い。
ちなみに作ったものは基本その場で完食しないといけない(傷みやすいから)ので、食べ物体験系は満腹状態で行かないようにするのがおすすめです。あとクラフト系も含めた体験は当日予約のみなので、牧場に来たら最初に予約しておくといいです。

これが


こうなった。過程は省略します!
チーズもバターも出来立ては無塩なので、それぞれ好みに塩を振って味を調整。クラッカーにつけて食べるよ。どっちもめっちゃおいしかった!
こんなに簡単に作れるのか~! とびっくりでした。バターなんてシェイクするだけだったよ。チーズは家でも作ってみたいです。大量に作って食べまくりたい。

 

体験を終えるとめちゃめちゃ喉が渇いていたので、ミルクコーヒーを飲みつつ休憩し、いよいようさモルハウスへ。
うさモルハウスではうさぎとモルモットとふれあうことが出来る(通称うさモルタッチ)。

公式動画があったので貼ってみるけど、人間とうさモルのふれあいではなくカメラとうさモルがふれあっている動画ですねこれは。癒し動画です。

ちょっと前にピーターラビットの映画を観てうさモルタッチへの期待を高めていたのですが、行ってみるとなんと営業終了していた。そんなことってある!?!
バター&チーズ作り体験が16時からだったんだけど、うさモルタッチは16時で終了だそうで……。牧場タイムを舐めていた。牧場は朝が早いけど夜も早いんだ……。
ちなみにマザー牧場自体も17時閉園です。平日は16時半に閉まるし、冬季は16時に閉まる。マジか~。

もう16時半過ぎてるし、このままじゃお土産も買えなくなる~! と失意の中ショップへ急ぐ。
道中で友人が「定年後は牧場で働きたい」と言っていて、その時は「そうだね~」と同意したけど、よく考えなくても定年したらもう働きたくないなと思ったので友人はえらい。なんなら定年前からすでに働きたくないよ。

 

その後ギリギリでショップになだれ込みお土産を購入。私はソーセージとドイツビールと飲むヨーグルトを買いました。牧場って感じ!

 

これはいつも自然豊かな場所に連れていっているねそぬいの写真。普通に牧場を楽しむのにいそがしすぎて、ぬいくんを撮影する暇がなかった。

 

帰りの車内では渋滞に巻き込まれつつも、こういうしょうもない話で盛り上がっていました。

降谷くんと結婚したら家事にうるさいかうるさくないかで意見が分かれ謎の言い争いになったりもしましたが、そういうおたく的会話も車の中なら人目を気にせず自由にできるので、やっぱりドライブは最高。超楽しい。

 

次は鴨川シーワールドに行きたいんですよね。誰か行こう。
そしてその前に館山にも行ったのでそれをまとめておきたい。房総半島、おもしろスポットいっぱいあるね。まだまだ色んなところへ日帰り旅したいです。